ヨーロッパの移民問題の多くがイギリス帝国の遺産?

 ヨーロッパの移民問題は、元々イギリス帝国時代の遺産が関係しています。第一次世界大戦の終結を早めるためにオスマン帝国を内部崩壊させて、イギリスとフランスで領土地図の線を引きます。サイクス・ピコ協定と呼ばれるもので、中東の国々の国境線があまりに直線なのもそのせいです。


 クルド人は国を持たないのですが、元々、緩やかにその地区に居住していた人々で、土地を分割されたまま国土を持たないことになってしまいました。イランに居住するクルド人、イラクに居住するクルド人、シリアに居住するクルド人という状況になってしまったことになります。クルド人は3,500万人以上の民族で世界最大の国を持たない民族と言われています。


 内戦で多くのクルド人が難民化したことは、ヨーロッパを揺るがす話でもあったのですが、その根本のところに、帝国の力学が介在していたーヨーロッパの国内の争いの帰結でもあったということです。


 



19回の閲覧