人種とは何か?M・Weber(マックス・ウェーバー 1864ー1920)の考察ー差別を正当化する創作

人種とは何か?実際に血縁の共通性を基にして遺伝されるはずの素質を持っていることーとウェーバーは定義しています。「人類学的な共通性」という純粋に客観的な基準によって決まっているということです。共通性の自覚が起こるのは、「異質な人との対立」という共通の運命に置かれたときに、血のつながりが意識され社会的行為を起こす共同態が形成されることになります。異質な人に対する「反撥」は宗教・政治・経済・身分の事情がくわわるとさらに強くなるということなのですが、黒人問題は、身分的な差別として固定化したいという人間固有の「心理的利害」に深く根差したもので、支配階層の理論化による「神話」がそこには存在しています。

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