人間の条件についてーAIの発展のもたらすもの

 ハンナ・アレントの人間の条件(The Human Condition)に「人間の肉体の生物学的過程に対応する活動力である」(志水速‍雄訳 ちくま学芸文庫)と労働を規定しています。


 労働は、新陳代謝のように繰り返されることになります。AIは人間の労働を肩代わりして、生命の新陳代謝を正確に休むことなく繰り返すことが使命の一つです。


 人間は疲労する。これは重要なことで、休まなければならないーまた休むことで考える。

極めて経済的に適正な公式をAIが行うと、アルゴリズムは正確に繰り返すことになり、適正であるという判断基準ーガイドラインに沿っている限り、生命の循環のように休まず繰り返します。


 もう一つ、AIは生命ではないー終わりがないということも大きな要素です。生命は循環しますが、一個の個体は必ず終わりがあります。人間や生物が存在しない状況になってもアルゴリズムは存在し続け繰り返し経済的な適正を目指して運動する機能であるー永遠だともいえます。


 経済的な運営を志向する社会という考えは、一見完全なものに見えますが、AIと一体化することで、生命を追い込む装置になる可能性が高いものです。


 生物の多様性の一部に人間が含まれていると考えることは、生存を考える上で必須のことと思います。








50回の閲覧