高校入試国語も大学入学試験も、「要点把握」と「情報検索」の組み合わせで問題を構成しています。プラス、文章表現は、内容を把握した上で経験を入れて表現することを求めます。要点把握も情報検索も何度も試験問題ですでに体験済み、文章表現も学習済みというところなのだと思います。小学校から繰り返しやってきているのだけど、なぜできない?ということがあると思います。学校教育は、教科書を細切れに解説しながら読むという分析的な読み方をしていると思います。このような読み方をするー問題点はこのように考えるなど、問題にアプローチする読み方をすると思います。この学習の弱点は、どうしても自力で大量の情報を客観的に処理しつつ、脳に負荷をかけながらという学習ではないということがいえるのだと思います。客観的に内容を把握しながら、問題を回答する能力を育てるには、夏休みに300ぺージ以上の本を読み通すことをお勧めします。内容はもちろん本人のギリギリ興味のあるところでなんでも良いと思います。
定着のため、問題練習を繰り返すことは、確かに数学では絶対に必要なことであると思います。が、国語の場合は、意味のある300ページを読み通すことに能力向上の鍵があります。
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