深省(尾形乾山)茶碗絵手本 尾形光琳
尾形光琳は代表作を作成するかたわら弟の尾形乾山のために、陶器の絵付けや陶画のための手本を描いています。瞬間的に描いたその筆遣いにデッサン力が生きています。軽妙、明るく、陶芸の絵付けをする場合の再現可能性などどれをとっても申し分ありません。
彼は、生まれつきの芸術家で、放蕩息子として結局、裕福な呉服商雁金屋を廃業へ追い込んでしまいます。
ただこのことで、画家としていく決意をします。
この話は、廃業するまで、自分を追い込んだとも言える話で、思えばそのような人間でありながら、芸術表現の厳しさは超一流なのは、人間の面白さを表しています。
どのみち、追い込まなければ何かをなすことは人生の短さから考えると当たり前?のことでしょうか。50代で亡くなっておりますので。
画像はもちろんパロディです。
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