時間の流れからいうと今なのか、未来を考えることなのかということを考えてみることが大切です。未来のことは予測が難しいのですが、今ある姿を理想的なものになるように将来に向けて変更しておくことが、政治にとって生命線なのだと思います。
古来から、人は眼前の問題解決をおこなってきていますが、人間生活のうつろいやすさに対処できるすべもなく、エネルギーは拡散する方向へと向かうという物理的な法則に逆らうこともできない存在でもあります。過去の大帝国も滅んだという事実はこのことと無関係ではありません。
また、近代広く認められている人間の自由は、人間の不確定性と有限性とも結びつき、合理的なものとは程遠い判断を引き出すこともあるということは事実です。
政治の課題は、大枠として、未来のためにそれは合理的なものなのか、そうでないのかを考えなければならない存在なのだと思います。
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