終活という言葉は、以前は抵抗のあったことばだと思います。終活とは何かというイメージも元気な間は持ちにくいし、具体的にどのようなケースになるのか、選択による違いなど、通常では聞く機会がないと思います。
中でも、100ページで、一般的な内容のもので理解しやすく、しっかりしたものでは、「私らしく死にたい」(国際長寿センター日本 ILCーJapan 編著)を一読することをお勧めします。
例えば、認知症のケースで、本人の年齢、性別、職業などをベースに物語風に話を進めていきます。心理カウンセリング、家族が行った方が良いこと、家族がしてはいけないこと、地域との関係、その後の予測される経過などが物語として進みます。最終段階では、胃ろうを造設するかどうかの選択による費用の目安などが掲載されています。最終段階の選択はもちろん2者択一ではないことは明記してあります。
死に関しては、100通りの道のりがあると考えますが、それだけに考え方を整理してかからなければ対処が難しいともいえます。
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