使用可能な語彙が増えるというのは、シナプスがつながるというイメージであると思います。断片的な知識がるながって、視界が広がるような感覚を経験したことがあると思います。情報の連結があってはじめて複雑な思考が可能となります。
相手の立場でものを考えるということも、相手の情報の整理と自己の情報整理を行い、情報の調整を行っているーそれも瞬間的に行なっている場合もあれば時間をかけて行う場合もあります。
子供は自他の区別が不明確なのですが、そもそも情報のネットワークの構築(シナプスの連結)が強固でないことも原因であるのかとも思います。相手の立場は理解が難しい、だから子供なのです。
解消方法は、言語を意識的に学ぶということなのですが、学校の教科書においても取組がなされていると思います。「つめこみ教育」という否定的な響きの言葉がありますが、実は教科書を完全につめこむことのできる教育現場など存在しないのです。
一度、先入観をもたずに小学校の教科書を手に取って見てみると、よくできているので驚くことがあります。
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