都市の機能ー紐帯の形成ー新型コロナウイルスによる切断ー東京は孤独なところではない

大都市は、考えや趣味を同じくする人が出会う可能性が大きく、出会った人の数が多いほど、その文化を維持発展させる可能性も高いと考えられます。この理論はクロード・フィッシャーの都市下位文化理論ですが、確かに、演劇や映画館、ライブハウスなどカルトなものは大都市に集中しています。複数の集団の存在から、アイデンティティの一貫性を保つのが難しいという性質からネガティブにとらえることもできますが、複数のカルトなものの発信力は、コミュニティを形成し易く、大都市の求心力となっています。新型コロナウイルス禍は、大都市の孤立を深めたものであることは間違いないことです。大都市の文化はそれでも形を変えて、生き続けるのか、そもそも、大都市に人間が存続する合理性がなくなるのか、個人の力にかかっているのは間違いありません。



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