私立の中でも、難しい高校のイメージがあって、この高校の論説文はさぞ難解なものだろうなと想像するのではないかと思います。三谷尚澄「哲学してもいいですか?」からの出題となっていて、題名から想像がつくと思うが、わかりやすく、語彙のレベルも学術的なものではなく、義務教育の中学校の教科書が理解できれば、読めないものではないし、哲学や社会学のくせを理解していないと理解できないものでもないーかなり素直な文章を選んであるという印象を受けます。
設問は、「説明せよ」という記述式のものとなっているのですが、問いの内容は、論説文から簡単に読み解けるもので、頭を抱えて唸るようなものではありません。どのように、説明できるのかということを見るためには、適切な問題となっていて、誰が考えても、素直に説明するというレベルを満足すれば、合格点となるのではないかと思います。
どんな学力を望んでいるのか?ということは、案外簡単に入試問題から推察できると考えています。この問題と比較して、公立高校の方がくせのある難しいものを選んでいる場合もあり、受験対策を迷わせる出題もあると思います。
この私立の問題は、出題意図がわかりやすいものであると思います。
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