IPCCは、人間活動が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な要因であった可能性が極めて高い(可能性95%以上)1880~2012年において、世界平均地上気温は0.85℃上昇、1901-2010年の期間中、世界平均海面水位は0.19m上昇したと発表しています。
また、世界の平均海面水位は21世紀中に上昇し、今世紀末には1986-2005年と比較して、0.26~0.82m上昇するとの予測を発表しています。
数字の意味するところは、現実の災害の状況を目の当たりにして、日本の共通の理解となっていると思います。日本は、インフラ整備を数十年間コツコツ積み上げてきていますが、技術的な先進国のレベルの土木技術能力を越える災害は、地球規模の取り組みをおこなうことにより真剣になることを迫られていることを感じます。
レジリエンスという言葉があります。地域が自然現象の変化や災害に持ちこたえることができる力のことですが、日本はレジリエンスのある国であると思います。今後、その力を保てるのかという問題も目の前にあります。できる可能性のあるものから取り組む必要があります。
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