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アイヒマン裁判ー悪は堕天使ルシファーのようにデモーニシュかー善人も機会と仕組みの中で悪をなすことができるということ

ハンナ・アーレント(Hannah Arendt ,1906-1975)が、アイヒマン(ユダヤ人大量虐殺の重要人物の一人)があまりに普通の人であったことについて、世間が期待する邪悪さなど微塵もない人物であることを、本人自身が滑稽すれすれまでやったと述べています。理想も悪意もなく、簡単に言えば組織に忠実にキャリアアップのためにやったのだというアイヒマンを完全には裁判は否定しきれていません。ー忠実に職務に専念して、罪を犯すことー実は、かなり頻繁にある話だと思います。この話は、簡単に克服できるものではないと考えられます。市民は自分自身の罪として、再度、公職についてしっかりした目で見ていかなければならないと感じるところです。

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