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ルオーは静かな絵です、あなたと悲しみを共にしてくれる

ルオーを知る人の言葉

「沈黙の芸術を作るのだ」この言葉は、ルオーの息子がルオー展に向けて用意した言葉です。絵を描く時にはあれこれ語ってきかせることを嫌い、自己の内なる声に耳をすませました。しかも自分の気づかぬうちに、日本人の心の深いところで何か一致するものがあった

のです。


ルオーの詩

「元気で達者で快活な盲人は さえづる雀みたいに 彼の手を引いてやる半盲目に 幸福の歌を 話し続ける おお、導いてくれる盲人よ お前の強くて優しい諦めの清水の中に 私の精神と心をひたしておくれ」


「世間の人は 私のことをいう 死の画家 闇黒好き 寒い死の影のある夜 そんなことはやりきれない 私は空の下に生きる すべてを愛する」

(ルオー図録から引用)


絵の使命は

絵には様々な道があって、明るさももちろん必要です。ただ、それを受け取ることのできない心の状況もある。もちろんルオーをみて闇黒の絵にもみえる場合もありますが、深くその思いを必要としている強い悲しみを持った心もあります。


どんな時に鑑賞したら

ルオーは一人でしかもガタガタの心の時に鑑賞することができたら、慰める言葉が聞こえてくると思います。うまくすると抱きしめてくれるかもしれませんよ。


〈ルオー東洋の女の筆者模写〉



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