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贋作か本物か?錯覚の問題

錯覚の正体

触覚の錯覚では、二つの指の間に鉛筆を通すと二本に感じます。通常の指の配列の感覚からそう判断するー指は通常は交差していないことからそのように感じます。


また、電車の動きで、反対側の電車の動きをこちら側の動きと捉えることがある。


そう推測しているからの錯覚であるということになります。


印刷校正者の錯覚というのもあります、例えば、日本語を母語とする英語の校正者は英語の間違いに気が付きやすい、もちろん読むスピードは遅くなるかもしれませんが、英語の間違いを補いながら読む能力が劣る分だけ間違いに気づくことになります。


先経験的な要素が知覚を支配していることになります。

詐欺にあうとは?真贋の見分け

詐欺にあう場合も、この錯覚を余すことなく利用して、先経験的な感覚を利用していますので、気が付くまではだまされたままになってしまうことになります。


贋作か本物かは、「直感に頼ること」これしかないのですが、既存の知識や売り手の説明に騙されるのは、先入感の植え付けにやられてしまうということなのではないかと思います。


参考 W .ジェームズの心理学




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