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アメリカの現在は?中国との関係は?

 アメリカは、トランプ大統領の保守派共和党の国となっています。なぜトランプ大統領が選挙で大統領選挙で勝利したのか?というのは、民主党の支持層基盤の州、製造業ベルトと呼ばれる鉄鋼、自動車などの元来民主党を支持していた労働組合が共和党を支持したことが要因となっています。産業の中核がITと金融に移ってしまったことは、製造業を置き去りにしてしまったとも言えます。

 

 高収益産業を生み出したのがリベラルの民主党でありニューヨークとワシントンのエリートということになります。アメリカは、シリコンバレーを抱え、アップルのイメージ、Googleのクールなイメージがある一方、世界の製造業の最先端を自負していた国でもあります。1980年代のアメリカは自らグローバル化を牽引してきましたが、労働を賃金の安い国外に移転したことで、国内産業の空洞化を促進してしまいました。アメリカから見れば、中国を含めアジア、かつての日本が製造業の世界の中心的存在となってしまいました。

 

 トランプ大統領の政策は明確で中国を含めアジアに奪取された仕事をアメリカ国内に戻すこと、国内製造業の復活を図ることにあります。

 

 また、中国とアメリカの関係は、産業という側面と地政学的側面があって、地政学的には、太平洋をめぐるもの、アフリカの東海岸からインドネシアに至る海域にあたる石油輸送の安全確保という海洋国家としての覇権のためのものなどですが、中国が、南太平洋に対する投資を活発化していますし、防衛網を充実させている現状はアメリカに危機感を持たせているのは報道の通りです。


 話としては、大国の批判をすることにあまり意味はなく、日本はどのような国であるのか?という問いが最終的には大切なことなのだと思います。


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