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人工知能、AIが進歩したときに考えられること

ハンナ・アレントの人間の条件 

ハンナ・アレントの人間の条件(The Human Condition)に「人間の肉体の生物学的過程に対応する活動力である」(志水速‍雄訳 ちくま学芸文庫)と労働を規定しています。


労働は肩代わりすることができる 

労働は、新陳代謝のように繰り返されることになります。AIは人間の労働を肩代わりして、生命の新陳代謝を正確に休むことなく繰り返すことが使命の一つです。


労働は100年前から考えるとかなり肩代わりされてきていると考えられますよね、ほとんど、農民だった日本の農業人口も今や1%に過ぎません。かつては、農業の話は経済の話でした。


人間は疲労する 

人間は疲労する。これは重要なことで、休まなければならないーまた休むことで考える。


極めて経済的に適正な公式をAIが行うと、アルゴリズムを正確に繰り返すことになり、適正であるという判断基準ーガイドラインに沿っている限り、生命の循環のように休まず繰り返します。


アルゴリズムはコンピューターを作動させる時の指示書と考えると良いでしょう。

絶対に正しいものが存在しないにもかかわらず一つの命令によって動き続けることになります。


人間は歳をとって代謝することで進化していく

もう一つ、AIは生命ではないー終わりがないということも大きな要素です。生命は循環しますが、一個の個体は必ず終わりがあります。人間や生物が存在しない状況になってもアルゴリズムは存在し続け繰り返し経済的な適正を目指して運動する機能であるー永遠だともいえます。


経済性ゆえの危険性 

経済的な運営を志向する社会という考えは、一見完全なものに見えますが、AIと一体化することで、生命を追い込む装置になる可能性が高いものです。人間はその人生において大半は不経済な状況に置かれる存在です。不経済と存在価値ー両立するのでしょうか?


生物=人間という考え方

 

猛スピードでその存在をなくしている生物の多様性の一部に人間が含まれていると考えることは、人間の生存を考える上で必須のことと思いますがいかがでしょうか










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