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政治学の紛争の考えかたー政治学と国際法の違いから

 政治学と国際法の紛争の考え方ははっきりとした違いがあります。国際法は、平時と戦時の異なる世界があって、適用される法に違いがあると考え、一方、政治学は、戦争と平和は連続しているもので、戦争の状態は国際関係の調整の失敗ととらえるものです。

 「政治とは価値の権威的配分である」(Easton 1965)と定義されますが、政治学は権威的配分(財、権利、安全保証など)を分析する学問ということになります。

 例えば、防衛に関して、国家が軍隊を持っていることを否定する方向で考えることは政治学者については考えられません。政治学的視点から、社会は戦略的な相互作用の中にあり、ゲームの理論を用いて説明できるものーお互いの戦略が相互に依存する関係にあるということでもあります。




 


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